熟練された職人が手作業で作り上げる
精度の高い理美容ハサミ
弊社製全てのハサミは研究を重ね開発した弊社独自の 刃角・アール・砥石で仕上げているため、柔らかな切れ味です。
100分の1ミリを感じ取っての調整には、大きな自信があります。
全くの妥協を許さない職人魂が生み出す特別なシザーの製作工程をご紹介いたします。
鋼材を仕入れる
材料の業者より、鋼材を仕入れます。
弊社では、コバルトV10と、超微粒子鋼の2種類を最も多く扱っております。
この時点ではまだ刃はなく、ハサミもバラバラです。
荒削り
板の状態の鋼材の幅と厚みを削ります。
大まかなハサミの形にします。
研ぎ(研磨)
3-1切れ味の調節
回転盤(モーター付き)の上に紙ヤスリをつけ、35度くらいの角度をたもち表面に刃を付けます。
この時、刃の面と紙ヤスリの面が当たることによって、一定の切れ味になります。
素早くしないと刃に熱が加わり、変形してしまいます。
3-2磨き作業
布のバフに青砥を塗り、刃の表面を滑らかに磨きます。
3-3アール調節
アールゲージで、刃のおがみ部分をハンマーで調節しながら、適度な角度のアールを付けます。
3-4研ぎ(研磨)の最終
荒砥→中砥→仕上げの研石で、裏の刃をつけます。
この工程が、刃の切れ味に関わる最も重要なポイントです。
最後に、返り刃を取り完成です。
弊社独自の秘伝の研ぎ方・仕上げ方もありますので、あまり詳しくはお教えできませんが、この独自の研ぎ方により、他社製よりも細かい研ぎ・仕上げが可能になっています。
組み立て・調整
左右、バラバラになっていたハサミを組み立てます。
かみ合わせなどのバランスが重要になってきます。刃の調整を行い、完成させます。
装飾
ネジ部分に石を埋め込んだり、ハンドルの部分に細工をしたり、装飾を行います。
有料になりますが、ご希望を頂ければ、オリジナルの細工を行うことも可能です。ネジ下部分の名前・ロゴマークなどの彫刻は、無料でさせていただいております。
最終チェック
切れ味に問題ないか、かみ合わせはよいか、という点を中心に、チェックを行っていきます。
弊社では9個のチェック項目を厳しい目で見極めます。
※また、職人のチェック完了後に、必ず責任者自ら髪を切り試して仕上がりの確認を行います。
完成
これらの工程を経て、やっと完成します。職人の手仕事が光る逸品はこうして作られます。
納品
弊社のオリジナルの箱に入れて、納品させていただきます。